沖縄では、車を長く乗る傾向がある一方で、「まだローンが残っているけど売りたい」という相談も増えています。
結論から言うと、ローンが残っていても車の売却は可能です。
ただし、注意点を知らないまま売却すると、思わぬ損失が出ることもあります。
この記事では、沖縄の中古車市場の特徴とともに、ローン残債がある車を高く売るための方法を解説します。
沖縄の中古車市場とローン事情
沖縄は車社会で、通勤・買い物・レジャーすべて車移動という人がほとんどです。
そのため、マイカーローンの利用率は全国平均より約10%高い(日本自動車販売協会調べ)。
| 地域 | マイカーローン利用率 | 平均残債期間 |
|---|---|---|
| 全国平均 | 約55% | 3年11か月 |
| 沖縄県 | 約65% | 4年5か月 |
つまり、沖縄では半数以上の人がローン付きの車に乗っているということです。
ローンが残っている状態での買い替えは、もはや珍しくありません。
ローンが残っていても車を売れる理由
ローン中でも売却できるのは、「所有権解除」という手続きが可能だからです。
多くのローンでは、車の名義が購入者ではなくローン会社または販売店になっています。
このため、売却するには以下の流れが必要です。
【ローン残債あり車の売却手順】
- 残債を確認する(残りの支払金額を販売店または信販会社に確認)
- 車の査定を受ける(買取額が残債を上回るか確認)
- 買取額でローンを完済 or 一部清算
- 所有権解除 → 名義変更 → 売却成立
たとえば、残債が60万円で買取額が80万円なら、差額の20万円が手元に残るという仕組みです。
ローン残債が買取額より多い場合は?
もし残債が買取額を上回る場合でも、自己資金を追加して完済すれば売却は可能です。
| 例 | 車の買取額 | ローン残債 | 不足額 | 対応方法 |
|---|---|---|---|---|
| ケース① | 70万円 | 60万円 | なし | 売却後に差額を受け取る |
| ケース② | 50万円 | 70万円 | 20万円 | 自己資金で完済 |
| ケース③ | 60万円 | 60万円 | なし | トントンで売却成立 |
最近では、販売店がローン残債を一括精算してくれるサービスも増えています。
沖縄でも「残債引き継ぎ買取」や「ローン精算代行」などが浸透してきています。
ローン車を高く売るための3つのポイント
沖縄のような湿度が高く塩害の多い地域では、車の状態次第で査定額に大きな差が出ます。
| 項目 | 影響度 | 対策 |
|---|---|---|
| ボディのサビ | ★★★★☆ | 下回り防錆・洗車を徹底 |
| 内装の汚れ | ★★★☆☆ | 車内清掃・消臭で印象UP |
| タイヤ・バッテリー | ★★★☆☆ | 使用年数・残量を確認 |
| 車検残 | ★★★★☆ | 3か月以上残っていると評価UP |

また、ローン車の売却では書類準備の早さも査定額に影響します。
すぐに売却できる状態にあると、買取店側も高く提示しやすくなる傾向があります。
ローン車売却の注意点
ローン中の車を個人売買(友人・知人に売るなど)で処理するのは、トラブルのもとです。
名義がローン会社のままでは、譲渡が無効扱いになる可能性があります。
必ず、
- 名義変更を完了してからの引き渡し
- 契約書面の交付
を行うことが大切です。
特に沖縄では島内での個人売買が多いため、名義・書類関係は慎重に進めることをおすすめします。
経験談:ローン残債を精算して買い替えたお客様のケース
実際にCAR LOVINGであった例をご紹介します。
- 車種:ホンダ フリード
- 残債:58万円
- 査定額:72万円
- 差額:14万円(返金)
残債を当社で一括精算し、次の車の頭金に充当されたお客様も多くいます。
このように、残債があっても「乗り換え資金」を作ることができるケースは少なくありません。
まとめ:ローン中でも「タイミング次第」で高く売れる
- ローンが残っていても所有権解除すれば売却可能
- 沖縄では塩害・湿気・車検残が査定に影響
- 残債精算サポートを行う店舗を選ぶのがポイント


