「事故歴ありって書いてあるけど、本当に危ないのかな?」
中古車を探していると“事故歴あり”という表示を見かけることがあります。
価格は安く魅力的に見えますが、事故歴のある車を選ぶのは本当に大丈夫なのか、不安に思う方も多いでしょう。
特に沖縄は車の流通量が限られており、事故歴あり車が市場に並ぶ割合も比較的高めです。今回は、事故歴あり車のリスクと安全に選ぶための裏ワザを紹介します。
目次
事故歴あり=必ず危険ではない

事故歴と聞くと「壊れやすい」「危険」と思われがちですが、実は一概には言えません。
事故歴の定義(日本自動車査定協会基準)
- 車の骨格(フレーム)部分に修復歴がある場合に「事故歴あり」となる
- バンパーやドア交換などの外装修理は「事故歴」に含まれない
つまり、軽微な修理と大きな修理が同じ“事故歴あり”として扱われるのです。
沖縄で事故歴あり車が安い理由
沖縄中古車市場では、事故歴あり車は同条件の“修復歴なし”に比べて10〜30%安い傾向があります。
例:5年落ち・走行5万kmのコンパクトカー
- 修復歴なし:90万円
- 修復歴あり:70万円
この20万円の差に惹かれる人は少なくありません。
リスクが大きい事故歴あり車
安いからといって飛びつくのは危険です。
注意すべき修復歴
- フレームや足回りの修復歴
- 水没歴(冠水車)
- エアバッグ作動歴あり
これらは安全性や走行性能に直結し、将来的な故障リスクが高いです。
リスクが小さい事故歴あり車
一方で、比較的安心して選べる“事故歴あり車”も存在します。
- ドア交換のみ
- バンパー交換
- 軽度の板金修理
実際に、あるお客様が「左側ドア交換済み」のフィットを購入されました。修復歴ありと表示されていましたが、走行性能には全く影響なく、相場より15万円安く購入できた例もあります。
沖縄特有のチェックポイント
沖縄では事故歴以外にも注意点があります。
- 塩害でのサビが事故修理部分に再発しやすい
- 台風・冠水歴が隠れている可能性もある
- 流通量が少ないため、修復歴あり車が市場に残りやすい
特に冠水車は見た目で分かりにくいため、必ず保証付き販売店を選ぶことが重要です。
事故歴あり車を選ぶ“裏ワザ”
- 整備記録簿を確認
修復内容が具体的に分かれば安心。 - 第三者機関の鑑定書をチェック
JAAAやAISなどの鑑定で「どの部分を修理したのか」を確認。 - 保証付きの車を選ぶ
フレーム修復歴車でも保証があれば安心して乗れる。
まとめ:事故歴あり=一律で危険ではない
沖縄中古車市場で事故歴あり車は安く手に入る一方で、リスクも隠れています。
- フレーム修復・冠水歴は避けるべき
- ドア交換や軽度の修理は狙い目
- 整備記録や保証を確認すれば安心
と、過去の自分にも言いたいのですが、“事故歴あり”を一律で避けるのはもったいない。
正しく見極めれば、数十万円安く買えて、家計に優しいカーライフを送れる未来が待っています。