「純正よりカッコいいし、性能も上がってるはず…」
そう思って社外パーツ(カスタムパーツ)を取り付けた車。
でもいざ査定に出してみたら、「逆にマイナス評価です」と言われた…
そんなケース、実は少なくありません。
今回は、社外パーツが買取に与える本当の影響と、
後悔しないために気をつけるべき“落とし穴”を解説します。
【結論】社外パーツは、評価が分かれやすい!
買取査定では、社外パーツがプラスになる場合もあれば、マイナスになる場合もある。
つまり、「査定額に差が出やすい」状態だということです。
とくに注意すべきなのが以下の3タイプ。
社外パーツの種類 | 査定への影響 | 理由 |
---|---|---|
マフラー・エアロ系 | マイナス評価が多い | 車検・騒音・整備への懸念 |
ナビ・オーディオ | 状態次第でプラス | 純正より高機能なら+ |
ホイール・足回り | プラス/マイナスが極端 | 見た目重視 or 乗り心地重視で評価が分かれる |
なぜ“良かれと思って”つけた社外パーツがマイナスになるのか?

理由はシンプル。
中古車は「万人に売れるか」が基準だからです。
どんなに高価なマフラーをつけても、
次のオーナーが「静かに走りたい人」だったら、それはデメリット。
また、社外部品は以下のようなリスクも考慮されます。
- 装着時に車体に穴あけ加工がされている可能性
- メーカー保証との関係(純正品でない=保証が効かない)
- 将来的にパーツの供給が止まる可能性(特に海外製)
実際にあった「買取額に差が出た」例
ケース①:社外マフラーで減額(-3.2万円)
40代男性が所有していたトヨタ・ヴォクシー。
スポーツマフラーに変更していたが、排気音がやや大きめだったため、
業者側は「ファミリー層に売れづらい」と判断。
→ 査定では -32,000円の減額。
ケース②:社外ナビでプラス評価(+2.5万円)
別の方は、純正ナビを取り外し、最新型9インチナビ(アルパイン)を装着。
地図更新・バックカメラ連動などの機能が整っていたため、
「このまま店頭販売しやすい」として +25,000円の査定アップ。
査定前にできる「社外パーツ」の対処法
✅ 1. 純正パーツが残っているなら、元に戻す
特に人気なのが「純正ホイール」。
タイヤ4本を戻すだけで +1〜2万円アップも狙えます。
例:「社外18インチ」→「純正15インチ」に戻しただけで査定+18,000円の事例あり
✅ 2. 「純正戻しの可否」を伝えるだけでもOK
業者側が「戻せるかどうか」を気にすることも多いので、
「純正も保管してあります」と伝えるだけで、
再販時の見込みが立ちやすくなり、査定額が上がるケースも。
社外パーツは「専門業者への売却」も視野に
もしカスタムパーツが多く、元に戻すのが難しい場合は、
カスタム車専門の買取店に相談するのも有効です。
そうした業者は、パーツ単体の価値も評価してくれるため、
一般的な買取店より 5万円以上高く売れる例もあります。
まとめ:社外パーツで損しないために
- 社外パーツは「査定に差が出る」最大の要素
- プラス査定になるものもあるが、全体ではマイナス評価が多め
- 特にマフラー・足回りは要注意
- 査定前に「純正戻し」ができるなら、試す価値あり
- 専門業者も視野に入れると買取の選択肢が広がる