「中古車を売るタイミングって、いつがいいんだろう?」
その疑問、意外と多くの人が答えられません。
実は、車の売却時期によって査定額に数万円の差が出ることは珍しくないのです。
この記事では、40代以上の男性に向けて「年間でどの月が一番高く売れるのか」をランキング形式で紹介し、
なぜその月が高いのか?家計にどんな影響があるのか?を分かりやすく解説します。
【結論】高く売れる月ランキングTOP3
まずは、実際の中古車市場データ(2023年:日本自動車販売協会連合会・オートオークション相場)から、
平均買取価格が高くなった月TOP3を発表します。
順位 | 月 | 理由 |
---|---|---|
1位 | 1月 | 年始の在庫不足+買い替え需要のピーク |
2位 | 3月 | 決算期の買い取り強化月間 |
3位 | 9月 | 中古車業界の“秋の繁忙期” |
それぞれの理由を、詳しく見ていきましょう。
第1位:1月 〜 年始は「売り手市場」になる 〜
年末年始に車を買い替える人が多く、ディーラーや中古車店では年始セールが頻繁に行われます。
そのため、年末に売却された車が店頭に並び、在庫が一気に減るタイミングが「1月」。
その結果、買取業者は急いで仕入れようとするため、
1月上旬〜中旬は「いつもより高く買ってくれる確率が高い」です。
例:通常45万円前後の軽自動車(N-BOX)が、年始は49万円で買取成立した事例あり(当店実績)
第2位:3月 〜 決算に向けて“仕入れ”が過熱する 〜
3月はどの業界でも「決算月」。中古車業界でも、仕入れを増やして売上を上げたい思惑が強くなります。
また、新生活に向けた車の購入需要が高まるのもこの時期。
- 進学・就職に伴う引っ越し
- 車が必要な新社会人やファミリー
などが一気に動くことで、販売在庫が減り、「仕入れ強化=買取アップ」につながります。
データ参考:3月の平均買取価格は、年間平均より約7.2%高いという調査結果も。
第3位:9月 〜 “秋の繁忙期”と在庫調整のタイミング 〜
9月は意外と見落とされがちな「裏の繁忙期」。
夏のボーナス後に車を買う人が増えるため、8月〜9月は中古車がよく動く時期です。
その反動で「人気の車種を再び仕入れたい!」と考える業者が多く、
買取相場がじわじわ上がる傾向にあります。
特にSUV・ミニバン系のファミリーカーは、この時期に需要が集中するケースが目立ちます。
逆に“安くなりやすい”月はいつ?
正直にお伝えすると、6月と12月は買取額が下がる傾向があります。
月 | 理由 |
---|---|
6月 | 梅雨時期で購買意欲が落ち、仕入れを絞る店舗が多い |
12月 | 年末調整で在庫整理が進み、新たな仕入れが控えられる |
つまり、売却タイミングを間違えると5万円以上の損をする可能性もあります。
査定依頼は月初〜中旬がおすすめ
実際に売ると決めたら、「その月の前半に査定依頼をする」ことが効果的です。
- 月末は在庫が埋まりやすく、買取金額も渋くなる傾向
- 月初〜中旬は仕入れ枠に余裕があり、条件が緩くなりやすい
とくに1月・3月・9月の前半を狙うと、チャンスを最大化できます。
結局、ベストな売り時は「早く動く」こと

ランキングや月の傾向はありますが、高く売れる人の共通点は「行動が早い」ことです。
「そろそろ売ろうかな」と思ったそのときがチャンス。
タイミングを逃すと、1ヶ月で数万円ダウンするケースもあります。
まとめ:月を選べば、車はもっと高く売れる
もう一度おさらいです。
✅ 高く売れる月ベスト3
1月・3月・9月
✅ 安くなりやすい月
6月・12月
✅ 査定依頼は「その月の前半」がおすすめ
車の価値は時間とともに下がりますが、売る月を工夫するだけで、資産価値を最大限に活かすことができるのです。