「安い!この車、買いだな!」
誰もがそう思う瞬間。でも、ここで一度立ち止まってほしい。
私も過去に「安さ」で飛びつき、大失敗した経験があります。
安いには必ず理由がある。
今日は“安すぎる中古車に潜むワナ”について、しっかりお伝えします。
目次
相場より安い中古車の「4つの理由」
まずは数字で確認してみましょう。
ある調査によると、同じ車種・年式・走行距離でも価格が10〜30万円安い車には以下の特徴がありました。
安い理由 | 内容 |
---|---|
修復歴あり | 過去に大きな事故歴がある |
水没・災害歴車 | 台風・洪水被害車 |
リース・レンタアップ | 法人・レンタカー落ち |
メンテナンス不良 | 整備・点検が不十分 |
国土交通省の調査でも、修復歴ありの車は「通常の買取価格の7割以下」になる傾向が出ています。
つまり、買う時は安いけど、買取や下取り時には大きく値下げされるという現実が待っています。
修復歴車はなぜ安い?
「修復歴車」でも走れば問題ない、という声もあります。
確かに、しっかり直されていれば見た目はキレイ。でも注意すべきは、
- フレームが歪んでいないか
- まっすぐ走るか
- ハンドルに違和感がないか
見た目ではわからない「走行時の不安定さ」が潜んでいます。
結果的にタイヤや足回りの摩耗が早い=維持費がかさむリスクも。
「水没車」「災害歴車」の見極めポイント

特に近年は台風や洪水が増えていて、水没車が市場に出回ることも。
- シートの下がサビていないか
- エンジンルームに泥がないか
- 電装系の動作に異常がないか
この辺りをしっかり確認することが、**“安さの裏にあるリスク”**を見抜くカギです。
リース・レンタアップ車も注意
リース車やレンタカーは、走行距離が多くても内装はキレイなことが多いです。
ただし、
- 同じ運転を繰り返すストレス
- 細かい傷の多さ
- 加速やブレーキの消耗
これらがあるため、査定や買取時に「値下げ」されやすい傾向にあります。
まとめ:安さの裏を見抜く力が「得」を生む
「安いにはワケがある」。
これを知らずに飛びつけば、
・維持費がかかる
・修理費が高い
・売る時に安くなる
そんな未来が待っています。
逆に、「なぜ安いのか」をしっかり見抜ければ、賢い買い物ができる。
そしてその知識は、将来の「買取査定」で必ず役立ちます。