「あれもこれも交換しておきましょうか?」
車検でそんな提案をされた経験、ありませんか?
年齢を重ねるとともに、「壊れてからじゃ遅いし…」「安全のためなら仕方ないか」
と納得してしまいがち。
ですが、その“予防整備”、本当に必要ですか?
実は、車検時の“言われるがままの整備”が、
年間で数万円単位のムダな出費につながっているケースは少なくありません。
この記事では、家計を守るために知っておきたい「不要な整備」の見極め方を、
体験談や数字を交えて3つのポイントで紹介します。
【1.「今すぐ必要」かどうかを必ず確認する】
整備士さんから「交換しておいた方が安心です」と言われると、
つい「じゃあお願いします」と言ってしまうもの。
でも実際は、「まだ半年以上は使える部品」だったりします。
✅チェックするセリフ例
- 「いま交換しないと走行に支障がありますか?」
- 「次回点検までは持ちますか?」
- 「故障するとすぐ走れなくなるパーツですか?」
この3つを聞くだけで、緊急性のない提案を見抜くことができます。
▶体験談
那覇市の男性(46歳・会社員)が車検時にブレーキパッドの交換を勧められたが、
「厚みは3.5mmあるので、次回点検で判断でも問題ないですね」と、
自ら確認して約1.5万円の出費を回避できたそうです。
【2. 交換時期を“メーカー基準”と照らし合わせる】
バッテリー、タイヤ、冷却水、ブレーキオイルなどの部品は、
すべて「交換目安の距離や年数」が決まっています。
それに対して明らかに早い交換提案があれば、
一度立ち止まって確認する価値があります。
部品名 | 一般的な交換目安 | 早すぎる提案の例 |
---|---|---|
バッテリー | 3〜5年 | 使用2年で交換 |
タイヤ | 4〜5万km | 1.5万kmで提案 |
ブレーキオイル | 2年 | 1年で交換 |
冷却水 | 4年〜5年 | 2年で交換 |
✅行動のヒント
- 車検前に「整備履歴」を確認しておく
- 交換するか迷ったときは「見積書を持ち帰る」
【3. 予防整備は“信頼できる工場”とだけ相談】
すべての整備工場が悪意あるわけではありません。
ただし、売上重視の業者が「必要ない交換」を提案してくることもあるのが現実。
✅“信頼できる工場”の特徴

- 整備理由をきちんと説明してくれる
- 「今回は見送りでOKです」と言ってくれる
- 必ず写真や測定値を見せてくれる
▶ある整備士の本音
「『一応交換しておきます?』って言うと、8割のお客様は“お願いします”って言っちゃうんですよ。だからこそ、お客様側が知識を持っておくことが大事です。」
【ムダな整備にNOと言える40代になろう】
車検は“安全のための点検”であると同時に、
家計へのインパクトが大きい出費イベントです。
以下の3つのチェックポイントを持っておきましょう。
ポイント | 内容 |
---|---|
必要性を確認 | いますぐ交換が必要か?を聞く |
基準と比較 | メーカー推奨の交換時期と照らす |
信頼性を重視 | 工場の対応・説明を見極める |
【まとめ】
・ムダな整備費をカットし、家族旅行の費用にまわせる
・車に詳しくない奥様やご両親の相談役にもなれる
・「無駄に払わずに済んだ!」という自信が持てる
・結果的に、信頼できる整備工場と長く付き合えるようになる