中古車を探していると、相場よりも明らかに安い車に出会う事があります。特に2025年の沖縄は中古車需要が高く、安い車に対する問い合わせも増えています。ただ、ここで大切なのは「安い理由を自分で見抜ける事」です。今回は、中古車販売の現場で日々感じているリアルを交えながら、相場より安い車を見る時のポイントをお話しします。
なぜ安くなるのか。まずは数字で把握する
中古車の価格は、走行距離、年式、状態、修復歴、需要のバランスで決まります。国土交通省の統計では、走行距離が1万キロ増えるごとに、車種によっては1万〜3万円ほど市場価値が下がる傾向があります。
一覧にすると、安くなる主な理由は次の通りです。
| 理由 | 影響 | 傾向 |
|---|---|---|
| 走行距離が多い | エンジン・足回りの劣化 | 値下がりしやすい |
| 修復歴あり | ボディ強度・直進性に影響 | 大幅に安くなる |
| 錆の進行 | 特に沖縄は塩害で早く進む | 買取額が下がりやすい |
| 車検残が少ない | 費用負担が大きい | 市場価格が下がる |
| 内外装の傷・汚れ | 見た目で敬遠されやすい | 価格調整される |
表の項目にひとつでも当てはまると、相場より安くなる理由になります。
安い車を見る時に確認すべき3つの視点
中古車の価格はシンプルに見えて複雑です。ただ、次の3つを押さえるだけで「買って良い車」か「避けるべき車」かを見極めやすくなります。
1. 走行距離と年式のバランスを見る
年式が古いのに走行距離が極端に少ない場合、長期間動かされなかった車の可能性があります。これはバッテリーやオイル、ゴム類が劣化しやすく、購入後の修理リスクが高まります。

・例
2025年時点で、2014年式・走行3万キロだと「使われていない期間が長い」可能性が高いです。
2. 沖縄特有の錆の進行具合を見る
特に下回りの錆は、車の寿命に直結します。塩害の多い沖縄では、見た目がきれいでも下部に錆が広がっている車が少なくありません。
チェックする場所は下の3つです。
・サスペンション周辺
・マフラー
・フロア下(特にスポット溶接部分)
これらに穴あきがある場合は、相場より安い理由として納得できます。
3. 修復歴の有無を必ず確認する
修復歴がある車は事故の影響を受けているため、相場より安く販売される事が多いです。特に骨格部位の修復は注意が必要で、直進性や走行性能に影響を及ぼす可能性があります。
・ポイント
販売店が修復歴の説明を曖昧にする場合は避けた方がいいです。
チェック方法を知ると「安さ」に振り回されなくなる
相場より安い車には必ず理由があります。その理由を理解した上で選べるようになると、購入後の出費を減らせるだけでなく、結果的に車の買い替えサイクルも安定します。
そして、必要以上の「値下げ」を求めずに済むため、販売店とも良い関係が築けます。これは、後の買取価格にも良い影響を与える事があります。
沖縄の中古車市場は2025年も動きが大きいと感じています。安さに飛びつくのではなく、理由をきちんと見極めて、自分にとって長く使える一台を手に入れてほしいです。
