中古車選びでは、車そのものより「契約前の確認不足」で後悔する方が多いように感じます。
2025年の今も、その傾向は変わっていません。
私自身、これまで何百件と販売や査定に関わってきましたが、トラブルの多くは“契約の3つの確認不足”から始まっていました。
今日は、その3行だけを静かに胸に置いて契約前に見直していただければ、後悔はぐっと少なくなります。
1行 総額で比べる
中古車は「車両本体価格」だけで判断してしまう方が多いです。
しかし、沖縄の場合は輸送費や登録費用の違いもあり、店舗ごとに総額が変わります。
実際の比較例(2025年時点の平均データ)
| 項目 | 店舗A | 店舗B |
|---|---|---|
| 車両本体 | 39万円 | 33万円 |
| 登録費用 | 6.5万円 | 9万円 |
| 諸費用 | 4万円 | 6.5万円 |
| 総額 | 49.5万円 | 48.5万円 |
ぱっと見はAが高く感じますが、Bは整備が最低限で、納車後にバッテリー交換(約1.5万円)とタイヤ交換(約3万円)が必要でした。
結果、Aのほうが“安く済む”という話は珍しくありません。
総額で見る。
そして、その総額の中にどこまで整備が含まれているかを見る。
たったこれだけで後悔は防げます。
2行 保証の内容が値段より大事
中古車は新車と違い、故障リスクはどうしても避けられません。
沖縄のような高温多湿・塩害の環境では、電装系やエアコンのトラブルも起きやすくなります。
2025年の全国データ(中古車の故障発生率)
| 故障部位 | 発生率 | 平均修理費 |
|---|---|---|
| エアコン | 約17% | 2.8万円 |
| バッテリー | 約14% | 1.3万円 |
| オルタネーター | 約9% | 3〜5万円 |
| 足回り | 約6% | 2〜4万円 |
私がお伝えしたいのは、保証は「安心を買う」ということです。
保証がある車と、保証なしで値下げされた車のどちらが本当に得なのか。
多くの方が契約の翌年になって実感されます。
保証がある車の買取額は“落ちにくい”というメリットもあります。
3行 車の“過去”を見る
中古車は過去を持っています。
走行距離、事故歴、整備履歴、保管場所。
これらはすべて現在の状態と未来の維持費に影響します。
沖縄では特に「沿岸部で保管されていた車」は下回りのサビが進みやすく、
5年後の査定額が2〜8万円ほど下がる傾向があります。

確認してほしい3つの過去
| 項目 | なぜ重要か |
|---|---|
| 整備記録簿 | 前オーナーの扱いが分かる |
| 保管場所 | サビ進行に直結する |
| 修復歴 | 走行の安定性や将来の買取額に影響 |
私はよく「未来のために、過去を見る」という表現を使います。
契約前の数分の確認が、数年後の出費を大きく左右します。
中古車選びは、勢いよりも“確認”です。
値下げや買取の話をする前に、この3行だけを落ち着いて見返していただければ、
買ったあとに「やっぱり…」と肩を落とすことはほぼ無くなるはずです。
そして、丁寧に選んだ一台は、まるで自分に“味方”してくれるように長く走ってくれます。
沖縄の道路でゆっくり風を受けながら、「この車を選んで良かった」と思える未来が訪れますように。
