中古車を売るとき、多くの方が「車の状態」や「走行距離」ばかり気にします。しかし、買取価格はそれだけで決まるわけではありません。実は、2025年の今でも「売るタイミング」によって 1万〜5万円ほど差が出ることが珍しくありません。
この記事では、特に沖縄の中古車市場で影響が大きい「月末査定」がなぜ有利なのかを、数字と現場経験をもとに解説します。
目次
月末が高くなりやすい理由
沖縄に限らず、多くの買取店は「月ごとの販売目標」を設定しています。目標台数を達成するため、月末になると以下のような動きが出ます。
月末の買取価格が上がる3つの要因
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 月間販売目標の達成 | 最終週は台数を確保したいので買取額が上がりやすい |
| オークション仕入れ調整 | 月末に在庫を増やす店舗が多く、買取強化がかかる |
| 即売れの軽自動車需要 | 沖縄では軽の回転が速く、月末の仕入れが特に増える |
特に沖縄は「軽自動車の販売比率が全国トップクラス」。店舗も月末に向けて軽自動車を積極的に集めるため、通常より査定額が上昇することがあります。
実際にどのくらい変わる?
これは私が査定士として現場で実際に見てきた数字です。
月初・月中と比べての査定差
- 月初:相場通り
- 月中:やや強気(+5,000〜10,000円)
- 月末:最大+10,000〜50,000円
もちろん車種や状態により差はありますが、月末のほうが買い取りやすいのは、2025年現在でも変わりません。
沖縄ならではの事情も関係する
沖縄の中古車は、以下の条件で本土よりも動きが読みやすい傾向があります。
- 県内在庫の台数が限られている
- 軽自動車の回転が速い
- 新車の納期遅れが続き、中古車需要が高止まり
そのため、月末は店舗側に「在庫を増やしたい圧力」が強く働きます。
月末に売るメリット
- 店舗が強気の価格を出しやすい
- 即決してもらいたい査定士が多い
- 値下げ交渉ではなく「買取額アップ」が期待できる
特に 車検が残っている車・状態が良い軽自動車 は月末との相性が良く、査定額が伸びやすいです。

月末に売るデメリットもある?
唯一のデメリットは「予約が取りにくい」ことです。
沖縄でも月末は出張査定が集中し、
「希望日に見てもらえなかった」
という相談もあります。
早めの予約が大切です。
まとめ
売るタイミングを1〜2週間ずらすだけで 3万円以上得をする可能性がある ということを知っておくだけでも、損を防げます。特に沖縄の軽自動車は相場の変動が早いため、月末査定を意識することで家計にプラスが生まれます。


