2025年に入り、「中古車って今買うべきなのか」「まだ値下がりを待ったほうがいいのか」という相談が増えています。沖縄でも同じで、特に軽自動車やコンパクトカーの価格に注目が集まっています。私は日々オークションで相場を確認しながら仕入れをしているのですが、実はここ数年で中古車の価格変動には明確な理由があると感じています。
今回は、2025年の動向を数字と根拠をもとに、分かりやすく解説します。
2025年の中古車相場を左右している3つの理由
中古車価格はランダムに変動しているわけではなく、大きく分けると次の3つが影響しています。
1 新車の納期改善が進み始めた
2021〜2023年にかけて世界的な半導体不足が起き、新車の納期が6か月〜1年以上という状況も珍しくありませんでした。
その影響で中古車に需要が流れ、一時は価格が平均で10〜20%上昇していました。
2025年現在は徐々に改善し、納期は2〜4か月程度まで回復している車種が増えています。
ただし、人気車(ヤリス、ハスラー、タント等)は依然として納期が長く、中古車への需要は継続しています。
2 全国的に軽自動車の需要がさらに上昇
軽自動車は燃費の良さ、維持費の安さ、そして国内の生活環境に合っていることから、国内販売台数の4割以上を占める状態が続いています。
特に沖縄では
・駐車場が狭い
・短距離利用が多い
・税金の安さが魅力
という理由から、全国平均より軽の人気が強い傾向があります。
そのため仕入れ価格が上がりやすく、販売価格も下がりにくいという状態が続いています。
3 海外輸出が価格を押し上げている
もうひとつ見逃せないのが「輸出」です。
以下は2024年の中古車輸出台数の推移です。
| 年 | 日本中古車輸出台数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約116万台 | +12% |
| 2023年 | 約133万台 | +14% |
| 2024年 | 約138万台 | +4% |
海外需要が高い車種(プリウス、ノート、フィット、SUVなど)は、国内の流通量が減り、相場が高止まりしやすいのが実情です。
沖縄では特にトヨタ・日産・ホンダの人気車が輸出対象になりやすいため、価格が下がりにくい状況が続いています。
では「今」買うべきなのか?

結論からお伝えすると、
2025年は「ほしい車種が決まっているなら早めに買う」ほうが得になる可能性が高いです。
理由は次のとおりです。
● オークション仕入れ価格は依然として高い
特に軽自動車は平均で5〜10万円高値圏が続いています。
● 価格が今後大きく下がる見込みは薄い
輸出・需要・供給のバランスを見る限り、2025年中の大幅な値下がりは期待しにくい状況です。
● 状態の良い中古車は先に売れる
沖縄ではサビが少なく修復歴のない個体はすぐ売れてしまい、次に市場へ出るのがいつになるか読めません。
