沖縄で中古車を探していると、「数年前より明らかに高い」と感じる方が増えています。
2025年の現在もこの傾向は続いており、特に軽自動車やコンパクトカーは価格上昇が目立ちます。
実は、この値上がりには沖縄ならではの事情が重なっています。今回は、数字とデータを使いながら、価格上昇の背景を分かりやすくお伝えします。
沖縄の中古車価格が全国より高くなりやすい理由
沖縄は「離島県」であることが最大のポイントです。本土と同じ条件ではありません。
以下は、価格上昇の主な要因を整理した一覧です。
中古車価格が上昇している理由一覧(2025年時点)
| 理由 | 内容 | 沖縄への影響 |
|---|---|---|
| 陸送費の上昇 | 船舶輸送コストが年々増加 | 車1台あたり2万〜6万円増えやすい |
| 全国的な中古車不足 | 新車納期長期化の影響 | 仕入れ値そのものが上昇 |
| 軽自動車人気の高まり | 維持費が安く沖縄で特に需要が高い | 売れる車に買い手が集中 |
| 気候による劣化 | 紫外線・塩害で寿命が短い | 状態の良い車が希少化 |
| 観光業の回復 | レンタカー需要が上昇 | 市場に車が出にくい |
1. 陸送費の値上がりが「車両価格そのもの」を押し上げている
沖縄の中古車市場を語るうえで欠かせないのが「輸送費」です。
2020年頃に比べ、船舶輸送費は およそ20〜40%以上 上昇しています。
例えば、
本土→沖縄の陸送費は以下のような負担になります。
| 車の種類 | 陸送費の目安(往復) |
|---|---|
| 軽自動車 | 4万〜7万円 |
| 普通車 | 5万〜9万円 |
仕入れ段階でコストが上がっているため、店頭価格にも反映されざるを得ません。
2. 全国的な中古車不足が沖縄にも影響
2022〜2024年にかけて、新車の半導体不足や物流停滞で新車が手に入りにくくなりました。
その結果、中古車の需要が全国的に増加しました。
特に以下の車両は仕入れ価格が顕著に上昇しています。
- ハイブリッド車
- 軽自動車
- 低走行車
- 高年式(5年以内)
沖縄ではもともと軽自動車の比率が高く、需要が供給を上回った状態が続いています。
3. 観光需要の回復でレンタカー会社が車を手放さない
2023年以降の観光回復によって、沖縄のレンタカー需要は大きく戻っています。
そのため、多くのレンタカー事業者は「まだ車を売らない」という判断をしています。
結果として、市場に車が流れてこず、
流通台数そのものが減少→価格上昇
という流れが生まれています。
4. 気候によって状態の良い車が不足している
沖縄の環境は、本土に比べて車の劣化が早く進みます。
劣化しやすい項目は次の通りです。
| 劣化ポイント | 原因 |
|---|---|
| ボディのサビ | 塩害・海風 |
| 下回りの腐食 | 高湿度・潮風 |
| 内装の劣化 | 強い紫外線 |
| 電装系のトラブル | 高温多湿 |
よい状態の中古車は特に人気となり、価格も上がりやすくなります。
5. 軽自動車の人気が全国レベルで高い

沖縄ではもともと軽自動車が多いですが、全国的にも軽自動車人気が高まっています。
- 維持費が安い
- 小回りが効く
- 燃費が良い
これらの理由から、軽自動車のオークション価格が全国で上がり、その影響を沖縄も受けています。
沖縄で中古車を探す人が知っておくと得すること
沖縄で中古車を買うときは、「本土より価格が高くなる条件」を知っておくことで、後悔を防げます。
特に意識したいポイントは3つです。
- 本土仕入れの車を選ぶ(サビが少なく寿命が長い)
- 評価書付きの車を選ぶ(状態が分かりやすい)
- 価格ではなく“総額と状態”で比較する
これらを意識するだけで、良い車を適正価格で買いやすくなります。
