「新車が安心?それとも中古車がお得?」
車を買うとき、誰もが一度は悩むテーマです。特に沖縄では気候や道路事情も影響し、「中古車で十分」と考える人と「やっぱり新車が安心」と考える人に分かれます。今回は、数字と実例を交えて両者を比較し、本当に得なのはどちらかを整理してみます。
1. 車両価格の比較
沖縄の中古車市場では、人気の軽自動車やハイブリッド車が多く流通しています。
例えばダイハツ・タント(新車価格180〜200万円)と、同じモデルの3年落ち中古車(走行距離3万km)の相場は約120万円。
差額は60〜80万円。初期費用の軽さは中古車が圧倒的に有利です。
2. 維持費の違い
自動車税や重量税は新車・中古車で大きな差はありません。ただし燃費性能では新車が有利です。
例えばトヨタ・アクア(2018年モデルの平均燃費:27km/L、2023年モデル:35km/L)。
年間1万km走ると、ガソリン代で年間約2万〜3万円の差が出ることもあります。
3. 故障リスクと修理費

沖縄特有の高温多湿や潮風は車の劣化を早めます。中古車は安く買えても、以下のリスクがあります。
- エアコン修理:約5〜10万円
- サスペンション交換:約6〜12万円
- 錆びによるマフラー交換:約4〜8万円
一方、新車はメーカー保証が3〜5年ついており、大きな出費は避けやすいのが強みです。
4. 買取価格の差
購入後の「リセールバリュー」も重要です。
一般的に新車は購入直後から3年で約40%下落、中古車は購入価格が下がっている分、落ち幅が緩やかです。
例
- 新車200万円 → 3年後の買取額:約120万円(▲80万円)
- 中古車120万円 → 3年後の買取額:約80万円(▲40万円)
中古車の方が「値下げの落差」が小さく、損失を抑えやすいと言えます。
5. 沖縄で選ぶならどちらが得か?
結論から言うと、ライフスタイル次第で変わります。
- 長く10年以上乗り続けたい → 新車がお得(修理リスクが低く保証で安心)
- 5年以内に乗り換える予定 → 中古車がお得(初期費用を抑え、買取で損失を小さくできる)
まとめ
沖縄の車事情を考えると、「中古車は初期費用の安さ」「新車は安心感」というシンプルな図式になります。
大切なのは「どのくらい乗るか」を明確にすることです。そこを決めれば、自然と選ぶべき答えは出てきます。
と、過去の自分に言いたいのは、「安さだけで飛びつくな」ということ。中古車でも新車でも、自分のライフプランに合っていなければ結局損をします。この記事が皆さんの“後悔しない選択”につながれば幸いです。