沖縄で中古車を探すとき、多くの人が「価格」や「燃費」に目を向けがちです。もちろん大事な要素ですが、実は室内の広さも非常に重要なポイントです。とくに家族での移動が多い沖縄では、広さを妥協するとあとで大きな後悔につながります。
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沖縄特有の「広さ」が求められる背景
沖縄は本土に比べて車の利用頻度が高く、総務省統計局の「自動車保有動向調査(2023年)」によると、1世帯あたりの自動車保有台数は全国平均 1.06台 に対して沖縄は 1.25台 と高水準です。
また、国土交通省のデータによれば、沖縄県民の年間走行距離は全国平均の約1.2倍。つまり「長時間、家族と一緒に車内で過ごす時間が長い」という特徴があります。
実際に査定にも響く「広さの評価」
査定士の目線でいえば、広さや使い勝手は買取価格にも影響します。
- スライドドア付きミニバンや軽スーパーハイトワゴンは査定プラス要素になりやすい
- 逆に、トランク容量が極端に小さいセダンは、需要が限られ査定額が伸びにくい傾向
例えば、人気の軽ワゴン車(ホンダN-BOXやダイハツタント)は、同年式の軽セダンより平均で 10万〜20万円ほど高値 がつく事例も少なくありません。
室内空間を見るときのチェックポイント

広さを見極めるには数字の比較も大切ですが、実際に座ってみるのが一番です。以下のポイントを押さえると失敗しません。
- 後席足元の余裕
大人が膝を組めるかどうかは重要。目安は「ニールーム(後席膝前空間)」が 200mm以上。 - 荷室の高さと奥行き
ベビーカーやゴルフバッグを想定。奥行きは最低でも 700mm以上 欲しいところ。 - シートアレンジの自由度
フルフラットや片側だけ倒せるかどうかで、使い勝手が大きく変わります。
広さを重視した結果どうなるか?
「狭いけど安いから…」と妥協して買った車は、結局乗り換えが早くなり、出費がかさむケースが多いです。逆に最初から広さを重視した車を選べば、長く乗れるので結果的に家計の節約にもつながります。
と、過去の自分に言いたいのは「価格だけでなく、広さを見ろ」ということ。査定の場面でも「広さ=需要の高さ」として反映されるので、買取時のプラス評価も期待できます。
まとめ
沖縄で中古車を選ぶなら、広さは絶対に外せない条件です。
- 家族での快適性
- 荷物の積載性
- 将来の買取価格
これらを考えると、「広さ=安心への投資」といえるでしょう。
次に中古車を選ぶときは、ぜひ試乗して座席に座り、数字と体感の両面から広さをチェックしてみてください。