車を売るとき、たったひと言で「損する人」になってしまうことがあります。
それが、査定時にうっかり口にしてしまう“あるフレーズ”。
そのひと言で、あなたの愛車の買取額がグッと下がる可能性があるのです。
本記事では、絶対に言ってはいけない“NGワード”と、その理由。
そして、賢く売るための伝え方のコツをわかりやすく解説します。
目次
その一言とは?「急いで売りたいんです」
これが、買取査定の現場で最も危険な言葉の一つです。
「急いで売りたい」
「今日中に決めたい」
「すぐ手放したい」
このような言葉を口にしてしまうと、業者側にはこう伝わります。
「この人は、安くても売る気がある」
「価格交渉の余地がない」
つまり、“値下げ交渉し放題の相手”と見なされてしまうのです。
データが示す現実:交渉余地と査定額の関係
一般社団法人日本自動車査定協会(JAAI)の発表では、
同じ車種・年式・状態であっても、交渉の有無で最大8万円以上の差が出た事例があります。
特に一括査定などで競合がある場合でも、
「急いで売る意思」が見えると、足元を見られやすくなるのです。
他にもある!買取額を下げる“無意識の一言”
以下のようなフレーズも注意が必要です。
- 「車検が切れそうだから、安くてもいい」
- 「エンジン音が少しうるさいけど、気にしない人に売れれば」
- 「実は他店で◯万円って言われたけど、ここで即決したい」
どれも一見、誠実なように聞こえますが、
プロの営業マンにとっては“値引きOKサイン”に変換されてしまいます。
では、どう伝えるべきか?
では、どんな伝え方が理想的なのでしょうか?
ポイントは3つです。
① 「いくつかの業者で比較中です」と伝える
→ 買取店側は「他より高くしないと買えない」と判断します。
競争原理をうまく活用する方法です。
② 「価格によっては検討します」と余地を見せる
→ 即決感を出さず、慎重な姿勢を見せることで、
本気の査定額が引き出されやすくなります。
③「メンテナンス履歴はそろってます」と“武器”を提示
→ プラス査定につながる材料をこちらから出して、
価格交渉を主導するのがベストです。
まとめ:口にする一言が“価格を変える”

最後にもう一度、重要な点をまとめます。
NGワード | 理由 |
---|---|
「今日中に売りたい」 | 足元を見られる |
「どこでもいい」 | 価格競争の意思がないと見なされる |
「安くてもいい」 | 本当に安くされる可能性が高い |
クルマは資産です。
言葉ひとつで、買取額が数万円変わることも珍しくありません。