“走行距離だけで決めるな” 中古車購入の落とし穴

“走行距離だけで決めるな” 中古車購入の落とし穴

「この車、走行3万キロだし絶対お得だよな」
そう思って決めた車が、半年後にエンジントラブル…そんな話、実はよくあります。

私自身、恥ずかしながら走行距離だけを基準に車を買い、大失敗した一人です。
だからこそ声を大にして伝えたい。
「走行距離だけで決めるな」これが鉄則です。


目次

走行距離=少ないほど良いは「思い込み」

確かに走行距離はひとつの目安です。
国土交通省のデータでも、日本の平均走行距離は年間約9,000km
だから5年落ちの車で4〜5万キロだと「ちょうどいい」と言われます。

でも、それだけで決めると見えないリスクがあります。


実は怖い「低走行車」のワナ

例えば、走行距離が1万キロ未満の車。
「超お得!」と思いきや、実は前オーナーがほとんど乗らずに放置していたパターンも。

車は動かさないと

  • オイルの劣化
  • バッテリーの自然放電
  • タイヤのひび割れ
  • ブレーキの固着

と、逆に劣化が進んでいることがあります。
数字だけ見て飛びつくのは、実は「値下げ」どころか「高い買い物」になるリスクです。


定期点検・整備記録が「買取価値」も決める

走行距離が少なくても、きちんと

  • 法定点検
  • オイル交換
  • 車検時の整備

が記録されている車は、将来の買取査定でも高評価です。
逆に「記録なし・手入れなし」の車は、たとえ低走行でも査定が伸びません。

表にまとめるとこうなります。

条件査定・買取評価
低走行+記録あり
低走行+記録なし
適正走行+記録あり
高走行+記録なし×

大事なのは「走行距離×整備歴×用途」

プロの視点で見ると、
走行距離 × 整備歴 × 用途(街乗り・高速・山道など)
この掛け合わせが最重要。

例えば高速メインで走った10万キロと、短距離の街乗り3万キロ。
エンジンや足回りの傷み方は、実は高速メインのほうが良好な場合が多いんです。


まとめ:数字の裏を見る目が未来の得をつくる

私たちが「損をしない中古車選び」で意識すべきなのは、
目に見える数字だけに踊らされないこと。

・整備記録があるか
・どういう乗り方をしていたか
・現車を見てエンジン音やタイヤの状態はどうか

こうした視点を持てば、
購入後に「修理費で大赤字」という最悪の未来を防ぐことができます。

“走行距離だけで決めるな” 中古車購入の落とし穴

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